2008年01月26日

エンジニアのCOOK

カミさんの誕生日がもうすぐということで、お祝いのリクエストを聞いたら

「トウちゃんとカズくんでケーキ焼いてくれると嬉しいなぁ」

と難題を仰せ付かった。何を隠そう33年間の人生においてケーキなぞ作ったことが無い。…が、

「何でもいいぞ」

と安請け合いした手前引っ込みも付かない。というわけで、人生初のケーキを焼くことに。カミさんのお菓子の本を引っ張り出し、ムスコと作戦会議。素人なので一番簡単でプレーンな感じのスポンジを選ぶ予定だったが、ムスコが

「黒いのがいい(←ココア)。こっちのページ(←共立ての生地)」

とナイスアシストでハードルを上げていく。そんな調子でターゲットは決定(←いいのか?)し、計量開始。計量係のムスコと粉を派手に飛ばしながら振るいながら、ワタワタとお湯を沸かしたり、オーブンを熱くしたり、バターを溶かしたりと奮闘。ムスコに卵を割るのを頼むと、絶妙にヒビを入れた状態で置いてあった。

(いつもはボールに割っているじゃないか!)

と突っ込みを入れる余裕もなく、お湯で温めながら泡立てる。
#意外と腕が疲れるもんだ。

(うぉ。バニラエッセンスが無い。とりあえず秘蔵のブランデーたらしとくか…)

と、アバウトなアレンジも加えつつ、作業は進む。

Cake.jpg
そんな感じでバタバタと生地を作り、オーブンへ投入。
待つこと10分。
焼き上がりも上々。スポンジを冷ましている間に生クリームを泡立て(←またかよ)、デコレーション。ムスコがイチゴを乗せて完成!!
#おぉ〜。ボクにもデケタ...

(初めてにしては意外と出来がいいんじゃない。味もGood!ひょっとパテシエの素質(←無い無い)が?)
#自画自賛!すぐに天狗になるやぎぞうであった。

ムスコが得意の「ハッピバースデ〜♪」を歌い、ちょっと早いお誕生日会となる。カミさんも大喜びでよかった、よかった。

何はともあれ、やってみると化学実験みたいで面白いものだ。計量して、手順に従って作業をしていると、劇的な変化が手元の物質に起こるわけだから、見ているだけでちょっと楽しいかも。


posted by やぎぞう at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽

2008年01月20日

恒例!味噌作り

今年も味噌作りの季節がやってきた。
#常滑の味噌用瓶も随分馴染んできた。

この休みを利用して味噌を仕込んだのだが、今年はムスコも加えて家族で味噌作りをした。一人で作ってもそれなりに楽しいのだが、家族でワイワイ作業をするだけでイベントになるのでいい。

味噌は塩、米麹、大豆というシンプルな材料でできている。作り方も簡単。
今年は分業。水煮の大豆を沸騰させている間に、カミさんとムスコが麹に塩を混ぜて待機。後は大豆が熱いうちに擂り粉木でひたすら潰す!この大変な作業も皆でガシガシ行えば早いし、楽しい。ムスコも嬉しそうに

「お餅ペッタン(←おい、餅つきではないぞ!)」

と言いながら、手伝ってくれた。

最後に瓶に潰した大豆を移し、塩と麹を加えて混ぜ合わせる。落とし蓋に重石を乗せれば本日の作業はオシマイ。
後は一ヶ月置きに天地返しと呼ばれる瓶の中身を混ぜ合わせる作業を行えば半年後には自家製味噌の出来上がり。今年の出来はどうかなぁ。





posted by やぎぞう at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽

2007年06月10日

焼肉のタレ

我が家の焼肉のタレは自家製である。

私の母方の祖母から伝わる(秘伝ではないが)レシピで作成するのだ。ベースは煮干と昆布を醤油で炊いたダシで実に色々なものが入る。
#他にも味噌、砂糖、味醂、胡麻油、大蒜、蜂蜜、唐辛子などを代表選手としながら実に色々なものが入るのだ。
それらの具材を混ぜながら、1週間以上寝かせて完成する。

一度に約2リットル近い量が出来るので、そんなに頻繁に作らなくても良い。とにかくこれに食べ慣れると他のものでは物足りない感じがするので、多少面倒だが作ることにしている。
#時間が無い時などの野菜炒めなど仕上げにこのタレをいれると簡単なのにグレードが一つ上がる感じなので何かと重宝するのだ。

以前作ったのが無くなりつつあるので、今日は家族で仕込みを行った。3歳になるとムスコも多少は戦力になり、煮干の魚の頭と内臓を取る係を見事果たしてくれた。
面倒な作業も、家族でワイワイやりながらチームプレイでやると楽しいイベントになるから不思議だ。
#仕事も一緒…。苦しくとも共有できるメンバがいると張り合いがあるし、そこに喜びを見出すことができるから、人間とは不思議な生き物である。

posted by やぎぞう at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽

2007年02月24日

縁喜

最近の晩酌は縁喜を呑んでいる。
以前勤めていた会社の後輩が、先日わざわざ送ってくれたのだ。
#TOKUちゃんありがとう(^^♪

長野のお酒というと、真澄なんかは割と首都圏の居酒屋でも置いているのを見かけるが、縁喜は後輩に聞くまで知らなかった。
サラリーマン時代最後の社員旅行が長野で、県内なら手に入るかもと喜んでいたが、結局手に入らないままであった。凄く悔しがったのだが、後輩の粋な計らいで2年越しに呑むことが出来たので、とても嬉しい。

engi.jpg

写真の右は本醸造で、残りは純米酒だがそれぞれ仕込みの米が違う。本醸造は醸造アルコールが添加してある分、少し重めの口当たりだが不思議なことに、杯を重ねるごとに軽くなる(単に酔っていくだけ?)。
絶品なのが、純米酒。いずれも長野産の米を使いこだわって作っているだけあって、美味い。本当にすっきりとして、水のような口当たりで上品である。純米酒はそれぞれひとごこちと金紋錦(珍しい)を原材料に使ったもので味わいが、違うのも素晴らしい。特に金紋錦で仕込んである方はかなり贅沢な味がする。
問題なのは飲み口が軽く、とても旨いので、ついつい普段より酒量が増えてしまうことくらいか。
#ひとごこちで仕込んであるものが、普段の晩酌用だったらかなり嬉しい♪金紋錦はちょっと特別な日にとっておきたい、楽しみたい味だ。
posted by やぎぞう at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽

2007年02月05日

花の舞

最近の夕食のお供には花の舞を飲んでいる。
実は数年前まで知らなかったのだが、割と近所の酒屋には置いているところからポピュラーな日本酒なのかもしれない。静岡のお酒なのだが、晩酌向きの値ごろ感があるのと、個性的な味わいが気に入っている。

特徴を一言で言うなら、「味が濃くて、日本酒らしさが楽しめるお酒」だと思う。ここ最近は菊姫や手取川など日本海側の辛口ですっきりした飲み口のものを選んでいたのでその反動で選んだのかもしれない。
とにかく口に含むと、その重量感というかボリューム感が刺激的で心地よい。アルコール度数が通常の日本酒に比べて高めで16〜17度位あるので、それも影響しているのかもしれない。
#今日もいい気分で眠れそうだ。

こうやって書いていると、すごい"呑んベエ"みたいだが、私自身は少量のアルコールで酔っ払ってしまい、決して強くはない。実に経済的で家計にやさしい体質である。
酒が好きなのと、強いのは別の問題であると思うのだが、飲み会の席では「お酒が好き=酒に強い」という風にとられることが多いので、とりあえず体質の方を前面に押し出すことにしている。
また酒が好きなのとグルメであるかどうかについても因果関係はあまり無いと考えている。というのも、私はお酒は好きだが、自分の味覚については怪しいものだと思っているから…。
posted by やぎぞう at 23:24| Comment(0) | TrackBack(2) | 食道楽

2007年01月02日

遅れましたが、おめでとうゴザイマス

遅れましたが、新年明けましておめでとうございます!
去年は「このブログ、他人行儀でかしこまり過ぎてつまらん」と言う声も聞かれたので今年は気楽に書こうと思います。

と言うわけで…。

何故、更新が二日めになったか?

それは、1日目は朝昼晩と日本酒を呑んだ暮れていたから…。
我が故郷山口の酒、獺祭

これは本当にお勧め!

口に含んだ時はふんわり米の香りをさせながら辛口と思わせつつ、すっと喉を通り過ぎると美味しい水を飲んだ時のようにすっきりとして後に残らない。ついついその味の名残惜しさに2杯目、3杯目と杯を重ねてしまうから不思議。また何の料理にでも合うから、(嬉しく)困ってしまう(*^_^*)

そんなわけで、酔っ払って寝てしまったので1日に間に合わず…。
#駄目じゃん。でも1年の計は2日目でも許されるんじゃないかなぁ。

酔っ払いついでに、山口の酒と言えば、老舗の五橋も旨い!獺祭に比べると米の香りが高くてその余韻が楽しめる一品。喉を通り過ぎた後も、口の中で遊ぶ感じが良い。昔から地元で愛されている日本酒の一つ。また長門峡はすっきりとした口当たりながらも、酒っぽい味が醍醐味。意外と知られていないけど、山口には旨い地酒がごろごろしているのだ。毛利公なんかも地元では呑まれているし…。

酒のツマミには白銀
の蒲鉾を薄く切ってイタワサで頂くのが最高!心地よい歯ごたえと大人を満足させる味わい。

正月は酒を呑んでの寝正月は極上かも…。



posted by やぎぞう at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽

2006年07月10日

手前味噌…2

子供の入院等もあり、前回の天地返しから1月強過ぎてしまいました。
恐る恐る味噌瓶を覗いてみたところ、今回はカビも発生することなくいい具合でしたので少しご機嫌です。
味噌特有の甘みも少し出てきましたが、まだしょっぱいので今月末から来月位から食べごろになりそうです。
楽しみだ♪
posted by やぎぞう at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽

2006年05月29日

手前味噌…

エンジニアとは全く結び付かないトピックですが…。

私、味噌を作っております。昨年初めて作ったのですが、思いのほか美味しく出来たのでハマってしまいました。

味噌の材料は塩、大豆、米麹だけです。
作り方も簡単。煮た大豆を潰して、他の材料と混ぜるだけ。後は1ヶ月に一度、味噌を混ぜる「天地返し」を行えば、勝手に美味しくなってくれます。
今年は2月に仕込んだので、7月頃から美味しく食べられるはずです。

昨日2回目の天地返しを行ったのですが…、

「なんか様子が変だな。あぁ?味噌の表面にカビっ!?」

去年は一度もカビなんか生えなかったのでショッキングでした。
本には「カビが生えることもありますが、表面を削れば問題ないです」みたいなことが書いてありますが、やはり自分の育てている味噌がカビるとダメージを受けますね。

気を取り直して、カビをすくい天地返しを行い作業完了。

一部をなめてみると、まだまだしょっぱいですが先月より味噌らしくなっていました。

今年もうまくいくといいんだけど…。

味噌のメンテナンスをしている間は仕事のことも忘れて没頭できるので、ちょっとした息抜きにお勧めです。
#完成したらお酒のお供になるし♪
posted by やぎぞう at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 食道楽