数日前から新聞やテレビ等のメディアの話題をさらっていた東芝のHD DVD撤退が正式に発表&告知された。投資家には評価されたのか、東芝の株価も上がっているとのこと。消費者にとっては規格の乱立によるメリットは少ないので良いことなのだろう。多少他人事なのは、まだ我が家の機器は時代に追いついていないので、実害を被っていないから。テレビは非HD対応だし、レコーダーも5年前のHDD無しのDVDレコーダー(しかも人から貰った物)なのだが、現状の生活に於いてあまり不自由していない。
#まあこれでBlue-rayDiskレコーダーの普及が加速して、子持ちのオジサンのポケットマネーで購入できる価格帯になる日が近づいたわけだ!
それはそうと機器の世代交代の時期には覇権争いが発生するのは過去の歴史を振り返っても枚挙が尽きない。消費者視点からすればテレビの録画が目的であり、規格の優劣はよっぽどの差が無い限りどれでもいいと思う。ただ私も(しょぼいとはいえ)エンジニアの端くれ。争いに敗れた製品の開発に携わったエンジニアについて思いを馳せるとちょっと気の毒だと同情したくなる。やっぱり開発に従事したモノは少しでも長く世の中で使われて欲しいとエンジニアなら願うはずだから。こういう痛みを乗り越えてこそ良い物がまた次世代で開花させる原動力になるのかもしれない。
まあ私自身は自分が少しでも関わったシステムが稼動したり、製品が発売されるだけでかなりテンションが上がり、また一時的なダメージを食らって落ち込んでも、数日すればあっと言う間に回復する幸せな性格である(←単なるバカ)。
…なので、ひょっとするとこういうエンジニアの挫折体験をする場面に気付いていない可能性があるかも…。
#うーん。どうりで成長しないわけだ。
話は飛ぶが、実はLD(レーザディスク)のプレーヤーを持っていてコンテンツも100枚近く持っている。アナログコンテンツからデジタルコンテンツの過渡期に選択を誤った苦い経験があり、それからは技術が枯れたものを選択するようになったのであった。プレーヤーが壊れたら、邪魔なだけである。
#LDのディスクは巨大なので、吊るせば鳥よけ効果がCDの10倍はあるかもしれない。
2008年02月19日
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